加工事例

AT用トランスミッションシャフト

材質 S55C
形状 シャフト
業界 自動車
加工方法旋盤・転造・ブローチ・研削
サイズφ12×L298
精度±0.015
加工時間18秒

こちらはAT用トランスミッション用シャフトです。

加工時の特徴として、ネジ部の二面幅加工に、加工精度と量産性を維持するためにブローチ加工を行いました。これにより、高い寸法精度と安定した加工品質を確保しています。さらに、二面幅と孔の位相精度(±30分以内)を保証するため、設備内に専用治具を設置し、加工時のバラツキを抑制しています。

また、シャフト中央部については、軽量化を目的として、長さ197.5mm区間にわたりφ8の切削加工を施しています。この工程では、2軸の専用機をライン化することでサイクルタイム(C/T)短縮を実現しました。ただし、高切込み旋削加工では、加工中に応力解放による部品の変形が発生しやすく、振れが生じるリスクが高い形状であるため、ライン内に振れ矯正機を組み込み、後工程への影響を防止し、完成品の精度を確保しています。

加工後は、めっきによる寸法変化も考慮したうえで、部品表面に亜鉛メッキ処理を施し、事前に加工精度を管理しています。
また、めっき後においても、ネジ通し精度および孔検査(通止め検査)を自動化し、全数検査による品質保証を実施しています。

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