技術コラム

量産のシャフト加工を短納期で行う当社の加工設備・加工技術

特注シャフトスリーブ加工.comを運営する株式会社協和製作所では、シャフトの量産加工を得意としております。今回は量産のシャフト加工を短納期で行う当社の加工設備、技術についてご紹介します。

短納期でシャフトの量産加工ができる当社の特徴

量産を前提とした試作専用設備の保有

当社は、CNC自動旋盤や研磨盤など、量産を前提として試作できる設備を保有しています。これにより、試作段階の加工条件を考慮して量産加工を行うことでリードタイムの短縮を実現することができます。

 

専用機と汎用機を組み合わせて加工時間を短縮

当社では、CNC自動旋盤やブローチ盤、転造盤といった汎用機と専用機を組み合わせることで、加工効率を最大化しております。これにより、製品ごとに最適な加工プロセスを構築し、加工時間の短縮だけでなく、品質の安定化やコストダウンにもつなげています。

 

最適な工程設計

当社では、試作加工での加工条件や工程をもとに得た最適な加工条件を量産時に活かすことで安定した品質と高い生産効率を実現しております。これにより、加工時間の短縮や加工不良の低減、コストダウンにつながる工程設計が可能となります。

 

材料調達から加工、表面処理などの後工程まで一括対応

当社では、試作・量産のフェーズに応じて最適な材料を調達しています。例えば、試作時は、調達時間を重要視し、量産時は歩留まりの向上を重視しています。

さらに、その後の切削・研削加工から熱処理、表面処理などの後工程をすべて一括して対応することで量産加工を短納期で対応することができます。

当社のシャフト加工事例のご紹介

モーターシャフト

こちらはモーターシャフトの加工事例です。

一般的には、モーターシャフトの加工において、旋盤加工後に歪み取りやバリ取りを行い、最終工程として研削加工を実施するのが通常です。
 
しかし当社では、これら中間工程を省略できるよう、加工条件を工夫しています。具体的には、旋盤加工の段階で研削取り代を精密に管理し、歪みの発生を抑えると同時にバリを極力発生させないようにしています。これにより、外径精度、同軸度、真直度といった厳しい品質要求にも対応しています。

 
さらに当社では、本製品を含む3種類のモーターシャフトを1台の研削盤で仕上げ加工しています。段取りはプログラムの切り替えのみで済むため、少量多品種の生産にも対応可能であり、通常の円筒研磨に比べて高い生産効率を実現しています。

 

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長尺シャフト

こちらは、全長485mmの長尺シャフトの加工事例です。

材料の歩留まりを向上させるため、長尺材ではなく切断材を活用しています。切断には丸鋸ではなくシャー切断を採用することで、加工工程の時間短縮を実現しています。

 

この製品は、外径φ8・全長485mmという長尺仕様でありながら、振れ精度8μm以下という高い精度が求められます。そのため、砥石を製品専用にカスタマイズし、安定した仕上がりと高い品質を確保しています。

また、振れ・外径・孔寸法についてはすべて自動測定機による全数検査を実施。さらに目視での外観検査を組み合わせることで、品質保証体制の強化と検査工程の効率化を両立しています。

 

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スプラインシャフト

こちらはスプラインシャフトの加工事例です。

当初はブローチ加工やスプライン加工の工程において、形状的にバリが発生しやすい課題がありました。そこで、当社からはバリの出にくい形状へのVE提案を行い、バリ取り工数の削減や工具寿命の延長につなげることで、コストダウンを実現しています。

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さらに、焼き入れやメッキ処理による寸法変化に対しては、処理メーカーとの連携により最適な処理条件を見出し、安定した品質を確保しています。

また、当社ではホブ盤を保有しており、ロット数量に応じて高精度かつ低コストな加工提案が可能です。

 

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シャフトの量産加工なら特注シャフト・スリーブ加工.comにお任せください。

いかがでしたでしょうか。今回は短納期でシャフトの量産加工を行うための当社の特長についてご紹介しました。特注シャフト・スリーブ加工.comを運営する株式会社協和製作所では、高い生産技術力と専用設備でシャフトの量産加工に対応いたします。

シャフトの量産加工で、お困りの方は是非当社にご相談ください。

 

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