トランスミッション用シャフト
当社のトランスミッション用シャフト加工

トランスミッション用シャフトとは、一般的には自動車のエンジンから車輪に動力を伝達するシャフトです。主にエンジンの回転力を変速機を介して適切なトルクに変換し、車軸に伝える役割を果たします。
当社では、トランスミッションとシフトが連動する部品としてのトランスミッションシャフトを製作しています。マニュアルシャフトとも呼ばれています。
高い強度と耐久性が求められ、一般に炭素鋼で作られます。
旋削加工、ネジ転造、ブローチ加工、横孔加工等を工程分割したラインにて、多機能な加工箇所を最短サイクルタイムで加工しています。また、プレス品をサブアッシーした後、洗浄、検査、梱包までをワンライン内で完成させます。
トランスミッション用シャフト加工 対応領域
対応径 | Φ12~Φ20mm |
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対応長さ | ~500mm |
加工精度 | 外径公差:±0.005 |
トランスミッション用シャフト加工事例
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AT用トランスミッションシャフト
こちらのAT用トランスミッション用シャフトの加工では、ネジ部の二面幅加工に、加工精度と量産性を維持するためにブローチ加工を行い、シャフト中央部については、軽量化を目的として、長さ197.5mm区間にわたりφ8の切削加工を施しています。その結果として、サイクルタイム(C/T)短縮を実現しました。
加工後は、部品表面に亜鉛メッキ処理を施し、事前に加工精度を管理しているだけでなく、めっき後においても、ネジ通し精度および孔検査(通止め検査)を自動化し、全数検査による品質保証を実施しています。 -
ミッション用シャフト
二面幅部をブローチ加工により40秒から24秒に短縮し、エッジバリは専用バリ取り機で処理して効率化しています。またブローチ加工中にインライン検査で位相精度を確保しています。
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CVT用トランスミッションシャフト
シャフト部とプレート部を一貫対応しコストダウンを実現しています。またシャフト両端のHカットはブローチ加工で60秒から25秒に短縮しています。